- つかえる
- I
つかえる【仕える】(1)目上の人などのそばにいて奉仕する。
「神に~・える」「国王に~・える」「父母に~・える」
(2)公的な機関に勤めて, その仕事に従事する。 仕官する。II「公に~・ふる人ともなくて籠り侍れば/源氏(行幸)」
つかえる【使える】〔「使う」の可能動詞から〕(1)役に立つ。「その案は~・えるね」「彼は~・える」
(2)(剣術などの)腕が優れている。III「おぬし~・えるな」
つかえる【支える・閊える】(1)物に妨げられて, 先へ進めない状態になる。「天井に頭が~・える」「机が入り口で~・えて部屋に入らない」
(2)途中がつまって流れがとまる。「排水管が~・えて汚水があふれる」「もちがのどに~・える」
(3)言葉がスムーズに発せられないで途中で何度かとまる。「~・え~・え読む」
(4)処理されるべきものが残っていて, 先へ進めない。「仕事が~・えている」
(5)(「痞える」と書く)胸・のどなどがふさがった感じになる。「胸が~・える」
(6)(「手をつかえる」の形で)礼をするために両手をつく。「手を~・へつゝ面(カオ)さしいだす/当世書生気質(逍遥)」
(7)肩などがこる。「肩が~・へて灸をすゑに来たのさ/歌舞伎・四谷怪談」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.